とうとう12月に入った。
持久走で例えると、
高校3年生や予備校生にとって、
「心臓破りの坂」を駆け上がる。
この状態である。
「持久走??」
受験勉強とは持久走である。
短距離走ではない。
「小学生の時は上手くいっていたのに」
「中学生の時は上手くいっていたのに」
だが、高校生になったらそうはいかない。
思い通りにならない。
大学入試で上手くいかない。
不合格になる。
浪人する。(予備校に入る)
「さあ、がんばるぞ!」(4月)
半年が過ぎる。(10月)
先月(9月)の試験の結果が出る。
「E判定…」
以上のような受験生が多いはずだ。
なぜこうなるのか。
ズバリ言うと、
やり方が悪い。
個々の受験生の勉強のやり方が、
本当に悪い。
そして、10月の試験、11月の試験。
次々と容赦なく試験はあり、
ことごとく上手くいかない。
「E判定」しか出ない。
なぜか?
やり方が悪かったからだ。
「学校の課題をやってきました」
「予備校に通っています」
だから何?
学校(高校)の課題は、
万人向けの形式的なもの。
あなたのための「もの」ではない。
予備校?
集団授業の予備校は、
万人向けの形式的なもの。
あなたのための「もの」ではない。
ここを本当に理解しないといけない。
「学校の先生の言うことを聞いていれば…」
(だって、高校受験までは上手くいったよ)
うんうん、それはね、中学3年生までのこと。
(義務教育のレベルの話)
「予備校に通ったら1年後には合格できる…」
(だって、合格実績が多い予備校だよ)
うんうん、それはね、他人の結果。
合格実績(として発表するの)は、
大多数の予備校生の上位層の結果。
したがって、全体像ではない。
これらがわからない、
親御さんとそのお子さん。
ものすごく多い。
(しょうがないけれど)
高校の先生のやっていること、
つまり(課題、授業)は、
一般的なことであり間違いではない。
だがそれは、
あなたのお子さんのためのものでは、
ない。
(多数の生徒向けの既製品)
Mサイズの服は一番売れるが、
入らない、大きすぎる、
そういった人にはそれは無用のもの。
(これと同じ)
予備校(集団授業)のしていることは、
典型的な入試問題の解説授業。
それはわが子の学力に合っているのか?
(合っていなければ効果は出ない)
自分のペースで学習できなかった。
そんな生徒が大学入試で、
合格することは難しい。
9月の試験で「E判定」だった生徒は、
その後もほとんど変わらない。
これが現実。
どうすればよかったのだろうか?


