中3生のKくんは、
某私立中学校の3年生。
今年度の面談で、
Kくんのお母さんと話した時に、
今年度中に10番以内に入るように、
指導します。
(もしかしたらトップになるかも…と)
そう(ハッキリと)話した。
Kくんのお母さんがそのときに言った。
「最初70番くらいの成績だったのが…」
「(え、70番?)…はい」
「34番にまでなったので…」
「(それは中2の最後の方の成績だな…)はい」
「先生の言うことを信じま~す!」
「…そうですか、わかりました(笑)」
最初70番くらい…。
「最初」とは何か…が、
私からしたら問題ではあるけれど、
Kくんが中学に入って初めての成績は、
学年110人中の103番だった。
「他(やめていった小6生)の生徒はともかく…」
「はい」
「うちの子は塾をやめたら落ちこぼれるだけです!」
「…そうかも…ですね…」
「絶対に塾は続けますから!」
「あ、はい、わかりました(笑)」
「これからもよろしくお願いします!」
「はい、こちらこそ」
中学1年のときの、
最初の結果が出た後での会話は、
ほぼ「これ」だったと記憶するけれど、
まあ、それはいいとして…。
それから1年後、彼は中学2年生になった。
中学2年生に上がって、
最初の3回の成績は、
①「103人中63番」
②「107人中75番」
③「102人中64番」
という結果だった。
この①~③の結果を指して、
「(最初)70番くらい」
と表現されたのかな~、と思うが。
「最初」とはそもそも、
入学時の成績を指すのでは?
と私の頭の中では思ったのだが、
まあ、こういうことは、
北斗塾では今までにもよくあること。
それで、
今回は夏休み明けの課題テストだった。
塾の夏期講習中にがっちりとその範囲を、
指導すれば高得点はとれるだろう。
でも、それでは意味がない。
私はそう考えた。
1年前はそうではない。
それ相当に指導をして、
結果は「99人中48番」。
初の50番内ということで、
親子ともども大変喜んでくれた。
それが1年前である。
だが今回の「課題」の内容に関して、
一切、指導をしなかった。
彼の「自立度」を測定するために。
「自分で、やれ」、と。
その結果が、
「(学年で)18番」。
関門は突破した。
あと半年以内に、
Kくんをトップ10に入れることが、
できるのかできないのか。
それによって、
Kくんのお母さんからの信任を、
ゆるぎないものとしたい。
それが、
将来的にKくんの夢である、
薬剤師への道につながると、
私は確信しているからだ。