今月は9月である。
①中学受験生
②大学受験生。
①②とも、
9月からの「育て方」には、
高い精度が求められる。
①②は来年1月に試験があり、
その1ヵ月前の12月には、
受験生として「追い込み」を、
させていなければいけない。
ビジネスの世界で言えば、
(一部上場の)企業は、
4半期(3ヵ月)ごとに、
業績に関して結果を公表。
ステークホルダー(利害関係者)に、
適切な情報提供を開示するという、
「義務」がある。
1年間を4つのシーズンに分け、
それぞれの期間における、
「業績」の説明がいる。
私も塾(会社)経営者なので、
そういう観点を持っている。
それを受験生にあてはめると、
会社で言うところの「決算」は、
「入試(の合否)」となるが、
違う点(考え方)と言えば、
入試直前の1ヵ月間は、
生徒も親御さんも、
「別生命体」になっている、
という点だろう。
ここを考慮しないといけない。
つまり、
直前1ヵ月間は「別枠」であり、
望むべく結果を出すためには、
その「別枠」の前3ヵ月間、
つまり入試が1月にあるなら、
12月が「別枠」となるから、
9月、10月、11月が、
黄金の3ヵ月間となり、
ここで「いい流れ」を、
作っていないとまずい。
(精神的に追い込まれるから)
日本の伝統芸能で言うところの、
「序・破・急」
を実現する3ヵ月間である。
これは本来、
日本の雅楽の舞楽の概念で、
「序」では、
無拍子かつ低速度展開の自由奏、
「破」では、拍子が加わり、
「急」では、加速が入る。
北斗塾の自立型個別指導も、
(9~11月は)
この3部構成と実は同じ。
「序破急」の指導をする。
その上で、
直前の1ヵ月間の「追い込み」
という「別枠」があるのだ。
この「序破急」の前段階として、
8月のお盆明けから調整を開始。
9月の第1週目においては、
(1)生徒への説明
(2)指導内容や教材の調整
を実行。
そして今は9月の3週が終わり、
明日からは第4週目が始まる。
9月に入ってから、
私自ら予備校生に、
英文読解の指導をしているが、
(4月から培った)
英単語力も文法力も、
読解の際に応用できていない。
それを1人ひとり矯正する。
英単語そのものの暗記。
英文法そのものの暗記。
それができれば、
学校の定期テストは高得点。
それだけでは入試問題レベルでは、
ことごとく活かせない。
今年も痛感する。
表面的な勉強を3年間しても、
結局何の意味もないな、と。
学力向上を生徒別に、
狙って実現するには、
やはり、
個別指導でないとダメ。
(続く)