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塾長の考え

塾長の考え(「自立心を養う」とは何か)③

中学1年生のAくん。

 

定期テストの成績表はまだだが、

答案は全部返ってきたとのこと。

 

結果(点数)を聞いてみた。

 

「答案は返ってきてるでしょ?」

「はい、返ってきています」

「結果は?」

「点数ですか??」

「まだ成績表は出ていないでしょ?」

「はい」

「だから番数ではなくて点数」

「合計点数ですか?」

「まあ、とりあえず」

「6教科で〇〇点です」

「ん、保体が入っているんだっけ?」

「はい」

「じゃあ5教科(国社数理英)で」

「わかりました」

 

その後、私は他の生徒の対応。

 

数分後にAくんがやってきて、

私に「メモ書き」を渡した。

 

私が別の生徒指導をしていたので、

口頭で言うことはせずに、

極秘でといった感じで。

 

ちらりとそれを見てみると、

合計点数ではなくて、

各教科の内訳が書かれていた。

 

保健体育の点数は置いといて、

 

5教科の合計点数は、

「448点(500点満点中)」

だった。

 

「(やるな…)」

 

と私は内心思ったが、

 

「わかった」

 

とだけAくんに答えた。

 

「(次の段階に行ってもいいな…)」

 

私は思った。

 

今回の彼のテーマは「自立学習」。

 

前回の中間テストでは、

Aくんの5教科の合計点数は、

「450点」。

 

お父さんが彼に言ったセリフは、

 

「やるじゃん!(笑)」

 

実は前回は学習の仕方を、

彼には入念に教え込んだ。

 

中学生になって初めてのテスト。

 

一応、前もってお父さんに、

 

「10番以内からスタートさせて…」

「はい」

「そのうち、学年トップを取らせます」

「そうですか(ニッコリ)」

「ただし…」

「はい(何でしょう?)」

「あくまでも『自立型』で」

「わかりました」

「そうでないと高校生になってから…」

「はい」

「真の学力向上は望めませんからね」

「塾長の方針でお願いします」

「任せておいてください」

「よろしくお願いします」

 

こういった会話を、

Aくんが小6のときにしておいた。

 

そして1回目の中間テスト。

 

「450点で学年5位」

 

だった。

 

(お父さんが)

息子を迎えに塾に来たときに、

 

「5番スタートでしたね」

「塾長の言った通りでしたね」

「…まあ、そうですね」

「これからもよろしくお願いします」

「大丈夫です」

 

そして今回のテーマは、

私が入念に指示をしなくても、

「自立」して学習できるか否か。

 

「手取り足取り教えたい!」

 

その欲求を抑えて、

「自立型個別学習」を決行。

 

どこの塾でもやっていないし、

できない「方法」だ。

 

Aくんの真価が問われた。

 

そして取ってきた点数が、

 

「448点」

 

だったのだ。

 

(続く)

 

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