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塾長の考え

塾長の考え(塾長になって34年目)③

「今、勉強が楽しいです!」

 

そう言ってくれる生徒がいる。

 

1人ではない。複数いる。

 

30年以上のキャリアの中で、

 

「楽しい」

 

というセリフを言う生徒で、

 

成績が上がらなかった生徒はいない。

 

ただし、

 

「楽しい」には種類がある。

 

①問題が解けてうれしい

→ だから、楽しい。

 

②テストの点数が良かった

→ だから、楽しい

 

③お母さん(お父さん)に褒められた

→ だから、楽しい

 

この3つのほとんどは小学生だ。

 

 

中学生の場合は、

 

④成績(順番)が上がった

→ だから、楽しい

 

⑤ライバルに勝てた

→ だから、楽しい

 

この2点が加わる。

 

小学校と違い、成績の評価として、

 

学校(学年)の番数が出るのが大きい。

 

 

この5つの要素が小中学生の言う、

 

典型的な「楽しい」の内訳となる。

 

 

この「5つの要素」は、

 

人間の5大欲求の3番目、

 

「力の欲求」にほぼ起因する。

 

5大欲求とは、

 

1.生存の欲求

2.愛・所属の欲求

3.力の欲求

4.自由の欲求

5.楽しみの欲求

 

である。

 

詳説すると、

 

3.力の欲求

 

これは、

 

●認められたい

●勝ちたい

 

といった欲求で具体的には、

 

貢献、承認、達成、競争

 

これら4要素で構成されている。

 

学習塾の指導者の立場から言えば、

 

親御さんの要望としては、結局、

 

「わが子が受験で合格すること」

 

という目的で塾に入ることが多い。

 

そのこと自体に価値があるからだ。

 

 

だが、先ほどの「力の欲求」だけでは、

 

「(真の)学力」

 

これを手に入れる方向にはいかない。

 

短期的な「獲得」に重点が置かれやすく、

長期戦になると馬脚を現すことになる。

 

「馬脚を現す」

=「化けの皮がはがれる」

=「ボロを出す」

 

目先の利益を追求しがちな指導者や、

(学校や塾の)先生に縁があると、

この路線を進むことになる。

 

ちなみにこの路線で通用するのは、

 

高校受験まで。

 

なぜか?

 

 

高校受験とは「ご近所決戦」であり、

 

義務教育と言う全国単位での、

 

基本レベルでの、

 

小規模な戦いだからだ。

 

 

そこに昨今は少子化問題や、

私立高校無償化の制度の影響で、

 

「県立高校合格」

 

に対してほとんど価値がない状態に、

 

残念ながらなってしまっている。

 

 

だが、相も変わらずそこには、

 

まるで「価値」があるかのように、

 

広告宣伝する塾の多いこと、多いこと。

 

宮崎県で言えば、

 

普通科のトップ校と言われる大宮高校。

 

これが競争率「1.0」倍だったことは、

 

昨年受験した生徒とその保護者は、

 

ほぼ全員がわかっている事実だ。

 

 

「受験すれば全員受かる」

 

という入試に何の価値があるのか?

 

冷静に考えるべきだ。

-塾長の考え

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