人間関係が上手くいく法則はある。
その法則に則って上手くやろうとしても、
その前には、
長期にわたる「預け入れ」が必要だ。
親と子には当然ながら絆は存在するが、
だからといって、
無条件に子どもが親に何でも相談する、
そういうわけではない。
子どもが親に対して不信感をもっている、
そういう場合もある。
親子関係に盤石の信頼関係を保つには、
ただ生活の面倒をみているだけで大丈夫、
そういうわけではないのだ。
やはり、
わが子への理解度が高くなければならない。
そのためには豊富なコミュニケーション、
これが必要なのだ。
しつけにエネルギーを使う時期がある。
小学生くらいまではほとんどそうなる。
わが子が思春期に入ってきたときには、
しつけ以上に共感が大事になってくる。
ただし、
わが子の要望を何でも聞いてあげる、
これは共感するということにならない。
わがままを聞いてあげてご機嫌取りをする、
それを共感とは言わない。
いろんなことに迷ったり不安になったり、
そういうときこそ親の出番。
話を聞いてあげること。
傾聴すること。
共感すること。
これだけで十分に子どもは満足し、
これだけで子どもは安心感を持てる。
子どもの本音は「親に相談したい」。
そうしなくなる理由は、
親がわが子に「説教」してしまうから。
わが子を尊重してあげる場面が必要。
中学生から高校生にかけて、
このような場面を多く作れるかどうか。
(続く)