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塾長の考え

塾長の考え(ショート 609)

強制的にわが子を言う通りにさせる。

 

学校の教育でも家庭の教育でも塾でも、

強制的に学習させるという方法は、

そうさせたいと思う方が強ければ、

いとも簡単に成立する。

 

私の話をすると、

父親は元自衛隊員で屈強な肉体を持っていた。

 

私が小学生の頃には、

圧倒的な体力の差があった。

 

しかし、

何かを力ずくでされたことはほぼない。

 

中学生のときに1度、

父親と取っ組み合いになった。

 

そうなった原因は忘れたが、

その時は組んだ瞬間に勢いよく床に倒された。

とてもかなわないと思った。

 

その後同じようなことは何年もなかったが、

私が大学生のときに自宅で取っ組み合いになった。

これが最後の取っ組み合いになった。

 

そのときのことは今でも覚えている。

 

全力で私を押し倒そうとしている、

父親の真っ赤な顔を見て、

最初は力を入れて対抗していたのだが、

途中からとても悲しい気持ちになった。

 

「あんなに強かったのに…」

 

心のどこかで、

いつまでも父親は強くあってほしい、

そう願っていたからだろう。

 

私の場合は違うが、

恐怖感をもたせることで、

わが子をコントロールする親は、

結局はそのやり方が一時的なものであると、

思い知らされることになる。

 

そうしたやり方は、

わが子が体格的にも体力的にも、

親を凌駕するようになると同時に無効になる。

 

またそのやり方は、

親子間の会話がなくなっていくという、

辛く苦しい事態を招くことになる。

 

 

(続く)

-塾長の考え

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