受験前なので、連日私には質問が来る。
予備校生から今日来た質問は入試英語で、
長文の中に空欄があってそこを埋める、
空欄補充問題というものだった。
「どうやっても5~6割しか取れません」
そこで個別指導をする。
どうやって問題を解くのか?
結局のところはコミュニケーション。
出題者とのコミュニケーションに行き着く。
出題者からのメッセージを読み解くことで、
問題の解き方の方針がわかるし、決まる。
そのときに、
1.要求される知識
2.必要な解法技術
この2つを学力の土台構築として、
今までいかに蓄積をしてきたか?
その量の多寡(たか)が、
学力を決める根本的な要素となる。
そして、
その蓄積してきたものを「資産」として、
いかに活用(運用)できるか。
その応用力をジャッジする場が、
入試の場(受験)である。
だけれども、蓄積だけではいけない。
それを活かすだけの眼力が必要である。
問題を観察することで全体像を把握する。
それから出題者の意図を洞察する。
そして最も有効な方針(解決策)を決めて、
論理的な筋道を立てて明確に記述する。
そうやって、
「合格する答案」を作成していく。
答案に書かれた、
その表現力(記述)の優秀さを、
採点官は見て適切に点数を与えていく。
それが大学入試の一連の流れだ。
受験勉強の意義は、
学力構築のプロセス(学習→勉強)で、
生徒個人の1人ひとり能力が磨かれること。
その磨かれた能力が、
将来的に生徒が社会人として活躍する、
仕事の場で活かされることになる。
そこに関係する人たちに貢献して、
さらにはお客さんたちを幸せにする。
そのインパクトに対して、
給料(報酬)が支払われるわけだ。
私は塾の指導の中で、
このような話を生徒によくするのだが、
聞いた生徒たちで理解できた生徒は、
勉強に対しての意義を知り、
勉強に対しての意欲を持ってくれる。
これが自立型の指導(の基本)。
北斗塾が行っている、
自立型個別指導だ。