先日の日曜日は、
北斗塾の総合本部では勉強会があった。
今週(5月12~16日)にかけて、
高校生は中間テスト(定期テスト)がある。
その対策(勉強)のためだ。
それに便乗する形で、
航空大予備校の生徒たちも集めて、
皆で勉強することにした。
北斗塾には、
北斗塾予備校(大学受験用)、
航空大予備校(航空大学校受験用)、
この2つの予備校がコースとして、
存在する。
航空大予備校の生徒たちは、
皆が高校生ではなくて、
大学生か大卒生である。
沖縄から、
鹿児島から、
福岡から、
熊本から、
神奈川から、
そして宮崎も。
現在6人が7月の1次試験に向けて、
がんばっている。
だが、正直言って、
今の時点で合格するレベルには、
誰もいない。
これが現実。
そんな状況だからこそ、
それぞれが自覚して、
わざわざ遠くからやって来た。
(北斗塾の航空大予備校が)
何とかしてくれるだろうと思って。
心底、期待して。
しかし、現実は甘くはない。
ふつうにやれば全滅の危機である。
「全員不合格かも…」
そんなこともフッと考える。
そのくらい学力が足りていない。
さらに言えば、
試験まで1年間あるわけではない。
試験は7月20日(日)。
あと2ヶ月ちょっと。
ふつうに戦えば負けるという場合、
指導者として、
どうやって生徒たちを勝ちに導くか。
それが毎回毎回、
しかも全員に対してできれば、
最高の指導だが…。
彼らは朝から夕方まで毎日、
中学生の内容の勉強をしている。
(高校生の内容に入った生徒もチラホラ)
なぜか?
それが必要であり、
その力がなければ、
高校の内容など絶対にできないからだ。
ましてや、
航空大学校の英語は、
大学2年生がどうにか受けるレベル。
レベルが高い。
時事問題にしても、
社会人が受験するレベル。
さて、どうするか。
いったい、どうするべきか。
毎日悩んで作戦を練る日々が続いている。
戦略の立て方を間違えれば、
この笑顔の生徒たちの、
パイロットへの道を、
断つことになってしまう。
このプレッシャーが…、
塾長である私にとって、
実は、心地がいい。
やる前から、
負けることを考える馬鹿はいない。
それが真剣勝負というものだし、
勝負事は勝たなければいけない。
本音は誰1人として落としたくない。
不合格にさせたくない。絶対に。
学習塾も予備校も、
本当にやりがいのある仕事だと、
つくづく思うしだい。