子どもに環境を用意する唯一の存在。
それが親である。
親の務めのひとつには教育がある。
親がする教育がもっとも大事であり、
それが子どもの基本となり土台になる。
考え方や生き方の。
次に、
子どもの学力向上のための、
勉強に関する「教育の環境」を選ぶ、
そういう大事な責任が親にはある。
例えば、
中学受験をする小学6年生の子ども。
ふつうに小学校の学習だけでは、
中学受験に合格できるような学力には、
まずならない。
そういう子がほとんど。
その常識を親御さんたちが、
知識として知っているかどうか。
ちなみに、
私の母親はその事実を知らなかった。
だから私も知らなかった。
もちろん父親も。
そして、
小6時の担任の先生も知らなかった。
当時の私の小学校の通信簿は、
国算社理に関してはオール5だった。
宅習に関しても毎日2時間やっていた。
小学4年生から6年生まで3年間ずっと。
漢字ドリルも計算ドリルも毎日していた。
学校の授業でわからないこともなかった。
授業中の発表も積極的にやった記憶がある。
テストはほとんど全部100点だった。
学級委員長も全校委員長もしていた。
ソフトボールではキャプテンをしていた。
ピッチャーで4番バッターだった。
身長は1番高くて、
生まれは4月だったから出席番号も1番。
今、こう書いてみてわかったのだが、
「これは…優等生じゃないか!」
書いていてそう思った(苦笑)。
客観的にそう思ったのは今回初めてだ。
今まで小学生時代の自分の状態を、
こんなふうに書いてみたことはなかった。
だから今まで気づかなかった。
書いてみると…優秀な生徒に見える…。
自分のことだから何も思ってこなかったが。
が、しかし、
そんな生徒でも簡単に中学受験で落ちた。
当時私は宮崎大学附属中学校を受験して、
見事に落ちたのだった。
それが現実。
(続く)