昨夜の塾で。
中3のTくんが、
「あ、先生、これ…」
何かと思えば成績表。
宮崎県統一テストだ。
よく見ると、
「自宅受験」で受けたらしい。
こんな方法もあるのかと思った。
宮崎県統一テストの誕生は、
1993年。
まさにこの年に、
現北斗塾の前身である、
「北斗秀明館」を創立。
北斗秀明館は集団授業の塾で、
1995年からはその業態を、
「集団授業」→「個別指導」
に変更。
1995年(平成7年)のことだ。
宮崎県統一テストは、
鹿児島県にある教育振興会が主催し、
参加塾である宮崎の塾で実施。
この「統一テスト」が、
どういう趣旨で成立して、
どんな方針で実施していくのか、
その話し合いの場に参加した塾の、
「メンバー8」に、
(翌年に)塾長1年目になる私も、
抜擢され参加していた。
さて、
そんな「宮崎県統一テスト」だが、
Tくんの第1志望高校の判定は、
「Ⅾ」。
第2志望の高校の判定は「A」。
1ヵ月前に入塾してきたTくん。
通塾経験はなし。
だが、
彼は「自立型」の人間だった。
ズバリ、
それはお母さんの育て方が、
秀逸だったからに他ならない。
「甘やかして育てない」
それが大多数の親御さんには、
(現代は)難しいらしいが。
入塾後1ヵ月経過してみて、
私は確信に至った。
「この子は『自立型』だ」と。
おそらく4ヵ月後の1月の、
「宮崎県統一テスト」では、
第1志望高校に明記されている、
「大宮高校文科情報科」
塾での彼の学習の様子からして、
判定は「A」になるだろう。
「自立型」であるかどうかは、
成績に強烈に直結する。
これは揺るぐことのない事実。
先日予備校生のYちゃんの、
お母さんとの定期面談があった。
「第2回 全統共通テスト」
この成績表が返却されているし、
「第1回 ベネッセ・駿台共通テスト」
これも先週の土曜日に実施されて、
自己採点は完了している。
今までの学習の内容と経緯、
今後の展望。
これらを面談で話した。
Yちゃんの第1志望大学の判定は、
前回も今回も「E」のまま。
レベルの高い大学を志望していると、
ほとんどの生徒はこうなりがち。
第2志望の大学は前回「Ⅾ」だったが、
今回は「A」(しかもトップクラス)。
これにはお母さんもビックリ。
「学力が上がってきているんですね」
合格可能性は「35%」→「80%」
と急上昇。
これが、
高校受験レベルではなくて、
大学受験レベルで起きている。
(続く)