昨夜の22時10分くらいのことだ。
予備校生のTくんが私の目の前に来た。
「どうかした?」
「これです(「三角関数」終了)」
「お~、終わったね」
「はい(笑)」
数学という教科は、
「ⅠA」「ⅡBC」という科目に別れて、
その中の「Ⅱ」の中に、
「三角関数」
という単元があり、その中は、
「1.一般角の三角関数」
「2.三角関数の加法定理」
という分類がされてあり、
この「1」と「2」の学習が終了して、
本人の学力が『レベル2』に昇格した。
その報告がTくんから私に来た、
そういう瞬間である。
が、それは第一段階の終了に過ぎない。
学力とは「漬け物」と同じだと考えるべき。
漬け続けてなんぼ、そういう世界である。
だが、来月が共通テスト。
時間が限られている終盤戦だ。
十分に「漬けて」いられる余裕はない。
彼の学力が瞬間的に今どうなっているか?
確認するために翌日テストをするという、
約束をした。
で、今日だ。
確認はレベル3~4相当のテストでやった。
そのレベルこそが、
「共通テスト」の難易度に相当するからだ。
予想では「三角関数(15点満点)」で、
「6点」。
どのレベルまで学力があれば、
どの程度の点数が取れるのか。
この基準を明確にするのに20年かかった。
でも、今ではこれがはっきりとわかる。
それが北斗塾であり北斗塾予備校。
同じく生徒もわかっている。(笑)
その基準を教え続けてきたから。
自分がその科目の単元のレベルで、
「1」から「8」のどの学力か。
そして今日、Tくんに試験してみると、
予想点数「6点 / 15点」に対して、
1つ目が「10点」。
2つ目が「3点」。
1つ目の結果のとき、
本人は喜んでいたが、
2つ目の結果のときには、
ガクッとなった。
だが、
平均してみると「6.5点」であ。
想定内の結果だと言える。
これを繰り返していくと、
平均値が「6点」から「9点」になることが、
わかっている。
こうやって「三角関数」の得点率を、
60%台でキープできるようになる。
これを他の単元にも波及させていき、
その領土支配の達成率が100%になると、
数学ⅡBCの得点は60点台で安定してくる。
ただし、
順調に学力を伸ばし安定させることは、
通常のやり方でやってもできない。
実は事前に「仕込み」をしているのだ。
飲食業と同じ理屈。
この①「仕込み」とは別に、
②「秘伝のタレ(調味料)」がある。
なので、
形だけこのやり方をマネしても、
同様の結果が得られることはない。
オリジナルなのだ。


