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塾長の考え

塾長の考え(自立型の指導)⑥

「人を育てる」とは? ①

 

長年(平成8年~)にわたり、

 

ずっと「自立型個別指導」をしてきて、

 

分かったことがある。

 

大切なことが2つある。

 

 

1つには、

 

最終的にその生徒が、

どういう大人になっているのが理想か?

 

それを考えた上で指導をする。

 

これが大切なポイントであり「正解」。

 

 

私は信じている。

 

どんな生徒であっても、

 

①素質(親から引き継いだもの)

②才能(天から与えられたもの)

 

この2つを私は「能力」と呼ぶのだが、

 

これらを上手に磨いて開花させれば、

 

生きていく力が手に入るので、

 

幸せな人生を進む可能性がきわめて高い。

 

 

その生徒の個性を活かせるような指導。

 

どうやったらそれが可能なのか?

 

 

それを可能にするのが「自立型個別指導」。

 

手法はそうだが、

 

生徒を「理想形」に育てるには、

 

(その生徒の)最終形態という理想が必要。

 

それが目指すもの(ゴール)だからだ。

 

 

勉強に関して言えば、

 

その生徒の能力を磨こうと思えば、

 

おのずと学力を磨くことになり、

 

結果的にそれが成績(数値)で出てくる。

 

 

この時!

 

中学生であっても高校生であっても、

 

定期(中間・期末)テストであれば、

 

テスト範囲が明示されており、

 

学校の先生の思惑もあるせいで、

 

事前に提供された情報(プリント含む)を、

 

2~3回ほど繰り返せば、

 

高得点の答案の出来上がりとなる。

 

 

基礎学力が低い生徒の場合は、

そう簡単にはいかないが。

 

 

よって、

 

成績を上げたい塾側の指導としては、

 

「範囲を3回繰り返せ!」

 

と生徒に指示をすることになる。

 

 

それで結果は出るのか?

 

出る。

 

 

だから、

 

「このやり方は正しい!」

 

と塾講師は単純に思う。

 

 

薬といっしょ。

 

効果が出てなんぼの世界。

 

 

だが、

 

定期テストでいくら結果が出ても、

 

それと「真の学力」は別物。

 

 

それが証拠に、

 

定期テストはできるけど、

 

実力テストになるとできない。

 

そんな高校生は山ほどいる。

 

 

本当に山ほどいるのだ。

 

 

その生徒も気づいてはいる。

 

定期テストは暗記テストだということを。

 

 

暗記が悪いということはない。

 

 

だが、

 

真の学力を伸ばすにはそれだけではいけない。

 

 

思考力や判断力を養う「勉強のやり方」に、

モデルチェンジをしなければいけない。

 

 

高校1年生や2年生の時の全国模試で、

 

自分の学力が不足していることに気づき、

 

それを「見て見ぬふり」をして、

 

高校3年生に上がる。

 

 

「部活動があるから!」

 

 

と現実から逃避していても、

 

そのとき(審判の日)はやってくる。

 

 

入試(審判の日)はやってくるのだ。

 

 

(続く)

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